こんにちは、現役ケアマネジャーのしーさんです。
特養、老健、グループホームの夜勤、デイサービス、訪問介護で働いて現在居宅のケアマネジャーをしています。
一応介護業界は10年くらいにいます。
この記事では実際に僕が介護業界で働いて感じた男性職員のメリットについて解説していきます。
・男性で介護職になりたいが需要があるか知りたい人
・男性でこれからも介護職を続けて行こうか悩んでいる人
・職場に自分以外に男性介護職がいない人
男性介護職は多くなってきている
介護職といえば女性がやる仕事のイメージですが、最近は男性職員が増えてきています。
厚生労働省の発表によると施設等の正規職員は男性が33.9%、女性が66.1%で男性の数が意外に多いのがわかります。
【出典】厚生労働省 「介護労働の現状」
介護職における男性が女性より有利な点
・施設側は男性介護職員を求めている
・体力や力がある
・優しい人が多い
・セクハラがしがちな男性利用者の対応がしやすい
施設側は男性職員を求めている
施設側が男性介護職員のメリットとして考えるのは
・結婚、出産を理由にした退職がない
・条件が良ければ男性職員の方が長く働いてくれる
仕方のないことですが、結婚、出産を機に退職する女性職員は多いです。
男性の方が雇用条件や職場環境さえよければトータルで長く働いてくれるので、男性介護職員は施設からの需要がかなり高いと言えます。
そのため面接を受けてもほとんどの場合合格できるので、男性が介護職になるハードルはかなり低いといえます。
体力や力がある
特に若い男性に有利に働きます。
・介助に安心感がある
・力仕事で女性職員に頼られる
・夜勤を多くこなすことができる
もちろん力だけではダメですが、技術が同じなら力のある男性介護職の方が介助は安定します。
「アンタがやってくれると安心する」という利用者も多いです。
仕事を覚えて一通りの業務ができるようになると女性職員から頼られることが増えます。
また、子供が小さくて夜勤ができない女性職員の代わりに夜勤を頼まれたりと稼ぐチャンスが増えます。
優しい人が多い
これは僕の経験則ですが、介護職になる男性は優しい人が多いです。
しっかり利用者の話を聞いて対応するので利用者から好かれやすいです。
利用者から好かれると多少失敗しても許してもらえるので結果的に仕事がしやすくなります。
セクハラしがちな男性利用者の対応がしやすい
現在の介護の基本は同性介助です。男性の利用者には男性介護職員が入浴やトイレの介助を行います。
男性であればこの点はクリアできますね。
あとどこの介護施設にも女性介護職員にさわったり、セクハラ発言をする利用者がいるのでその対応も任されます。
男性介護職が重宝される場面は結構ある
男性介護職が重宝される場面は実際に結構あります。
例えば体の重たい利用者の介助や認知症の利用者が暴れてしまった時の対処ですね。
高齢者といえど認知症の男性が暴れると相当な力があります。大きなテーブルをひっくり返すこともできますから。
そういう時は男性介護職の出番になりますね。しっかり対応できると評価も上がります。
介護職には男性も女性も必要
利用者にはいろいろな人がいます。女性に介助してもらいたい人もいれば、男性に介助してもらいたい人もいます。
それぞれに役割があり、得意分野があります。
男性で介護職になりたいけど悩んでいる人は男性だからダメと言うことは絶対にないです。
働くなら男性介護職が多い職場がいい
もしこれから介護職になるなら面接する施設に男性介護職がいるかは必ず確認した方がいいです。
・男性介護職員は数が少ないため結束が強い
・情報交換がしやすい
・男性介護職員が少ないと自分ひとりに負担がきやすい
特に情報は大事です。介護職は女性が多くおばちゃんの派閥争いやいじめなど面倒なことが起きる職場が多いからです。
男性が多い介護の職場は基本そのようなことは少ないです。
男性職員同士は普段から情報交換しお互いフォローしあうことをしているので結束が強くなることが多いです。
もし自分以外に男性介護職がいない場合
もし自分以外に男性介護職がおらず、居心地の悪さや働きにくさを感じているなら転職した方がいいです。
・女性介護職の中に男性が一人だと孤立しがち
・情報交換がしにくい
・一人の女性介護職に嫌われると周りの女性介護職にも嫌われてしまう
残念ですがこれは事実としてあります。介護職は女性特有の空気があるので一人に嫌われるとみんなに嫌われるという現象が普通に起きます。
男性職員が多ければフォローしてくれるのでなんとかなるのですが・・・
自分以外に男性介護職がいないと修正は難しいので転職をすることをおすすめします。
まとめ
今回の記事は働いてわかった男性介護職のメリットについてお伝えしました。
・男性介護職は力や体力があるので施設や女性職員から重宝される
・男性介護職でも違う役割で活躍できる
・働くなら男性介護職が多い職場で働く
案外男性介護職は需要もあるし、未経験が参入するハードルも低いのでなりたい方はやってみてもいいんじゃないかなと思います。
今後男性介護職として働きたい方は参考にしてなれば幸いです。
それではっ