ポチッ。
マネーフォワードを開く。
ズシン。
資産総額が増えている。
ニヤリ。
右肩上がりのグラフを見て、俺はニヤニヤする。
しかし、冷静になって考えてほしい。
あれはあくまで、サーバー上の「デジタルデータ」である。
試しにマックへ行き、
スマイル0円の店員さんにドヤ顔で言ってみるといい。

俺「支払いは、このS&P500の含み益で」
店員「は?」
シーン…。
おそらく、警察を呼ばれて終了である。
悲しいかな、現代の金融市場において「含み益払い」は実装されていないのだ。
「ビットコインなら払える店もある!」と賢い人は言うかもしれない。
だが、あんなジェットコースターのように乱高下するコインなど、
ビビリな俺には扱えやしない。
ガクッ! ズドーン!!
ポテトを買う前に暴落して、
Sサイズすら買えなくなるのがオチだ。
つまり、含み益は「幻」なのだ。
腹の足しにはならないのである。
だから俺には、「配当金」が必要なのである。
日本円という、最強に使い勝手のいい現ナマが。
楽天証券のマネーブリッジ
世の中には、天才がいる。 楽天証券である。
楽天証券には「マネーブリッジ」という機能がある。 これを設定しておくと、証券口座に入ってきた配当金が、夜になると勝手に「楽天銀行」の口座に移動してくれるのだ。
つまり、こういうことだ。
- 企業が配当金を出す
- 楽天証券に着金
- 夜、自動で楽天銀行に移動
- 俺の銀行口座が潤う
チャリン。
これで、マックのポテトが買えるのである。
新NISAで配当金の受け取り方には罠がある
ここで、多くの人間が踏む地雷がある。 配当金の受け取り方には、2つのルートがある。
- 「証券口座」で受け取る(株式数比例配分方式)
- 「銀行口座」に直接振り込んでもらう(登録配当金受領口座方式)
「銀行に入ってきてほしいから、2番にしよーっと!」
ズドーン。
地雷を踏んだ。 NISAの配当金に、税金がかかるようになる。
約20%である。 せっかくの非課税が、台無しである。
理不尽だ。 しかし、そういうルールなのだ。
マネーブリッジを設定する
正解は、こうだ。
- 受け取り設定は「証券口座(株式数比例配分方式)」にする
- マネーブリッジ(自動出金)を設定する
これで、お金はこう旅をする。
企業 → 楽天証券(非課税!) → 楽天銀行 → 俺の口座
チャリン。
ニヤリ。
数千円の配当金が銀行口座に入っているのを見ると、ニヤニヤが止まらない。 これは、ガチである。
SBI証券の場合はどうなのか
「俺、楽天使ってねえよ」という声が聞こえる。
分かる。 俺もSBI証券である。 S株で147銘柄買ったのは、SBI証券だ。
安心してほしい。 SBI証券にも、同じような機能がある。
SBIハイブリッド預金(住信SBIネット銀行)
SBI証券と「住信SBIネット銀行」を連携させると、「SBIハイブリッド預金」という仕組みが使える。 これも、楽天と同じだ。
- 企業が配当金を出す
- SBI証券に着金
- 自動で住信SBIネット銀行に移動
- 俺の銀行口座が潤う
チャリン。
ただし、注意点がある。 SBIの場合、「自動スイープ」の設定を明示的にONにする必要がある。 放置していると、証券口座に滞留したままになる。
設定場所はここだ
「口座管理」→「お客様情報 設定・変更」→「預り金自動スィープサービス」
ここを「利用する」にしておく。 これで、翌営業日には銀行口座に移動する。
記事を書くまで知らなかった
実は記事を書くまでこれの存在を俺は知らなかった。
楽天証券にこんな感じの機能があることはなんとなく知っていたが、
SBIにもあるとは知らなかった…
この記事を書いている最中に調べたのだ。
147銘柄買って、配当金が証券口座に滞留していた。
「あれ? 銀行口座に配当金入ってなくね?」
バカである。 完全にバカである。 資本家気取りでいたが、ただの情弱だったのだ。
しかし、結果的には問題なかった。
なぜなら俺は、配当金を全額S&P500に再投資しているからだ。 証券口座に滞留していても、そのまま買付余力になる。 つまり、銀行に移動させる必要がなかったのだ。
まさに結果オーライである。 (震え声)
だが、これを読んでいるあなたが、 「配当金でマックのポテトを買いたい」 「生活費の足しにしたい」 と思っているなら、自動スイープは必須だ。
俺のように「知らなかった」で済ませてはいけない。 今すぐ設定を確認したほうがいい。
結論
含み益は幻。 配当金は現実。
楽天証券なら「マネーブリッジ」。 SBI証券なら「SBIハイブリッド預金」。
どちらも、設定さえ間違わなければ、勝手に銀行口座が潤うシステムを作れる。
「株式数比例配分方式」になっているか、 そして「自動スイープ」がONになっているか、 今すぐ確認したほうがいい。
配当金・不労所得が好きな投資家にはおすすめの機能だ。
